きもの学kimono study

2017年「きもの学・京都」実施要項~一般社団法人全日本きもの振興会寄附講座~

趣旨

「きもの」は〈Kimono〉が国際語として通用する世界に誇れる民族衣装です。その歴史は、貫頭衣として用いられた遥か太古の昔に遡り、大陸の先進文化を取り入れながらも自国の美意識や文化的背景を折衷して、やがて独自の衣(ころも)文化が確立されるに至ります。時を超え、地の広がりを有した世界文化の精華なのです。こうした「きもの」を知ることは、日本文化の理解に繋がります。民族の美意識を精緻華麗な意匠に定着させた織や染の技術をはじめ、素材や装置や卓越した手わざの創出に見られる叡知の数々・・・。本講座では、各分野でご活躍の方々を講師にお迎えし、多角的に「きもの文化」の様々を学んでいただくことを目的に開講します。

講座提供の方法

(1)一般社団法人全日本きもの振興会が京都学園大学に「きもの学」の講座を寄付
(2)京都学園大学が「きもの学」の科目を開設
(3)京都学園大学が「きもの学」を公益財団法人大学コンソーシアム京都へ提供
(4)公益財団法人大学コンソーシアム京都が参加各大学及び一般市民に対し案内

受講対象

きものの予備知識を持たない方をはじめ、きものに関心を抱き、きものを学びたい全ての方々を対象としています。
※ 当講座は、一般市民に大学レベルの高度な学習機会を提供しています(大学の正規科目として開講)

開催期間(夏季集中セミナー)を講義時間

講座日程
9月2日(土)~
9月9日(土)
第3講時
12:40~14:10
第4講時
14:30~16:00
第5講時

16:20~17:50
※9月9日(土)のみ

講座数
1回90分×15講座(最終講座に試験を行います。学生必須、社会人は希望者のみ。)

講義会場

キャンパスプラザ京都
(大学コンソーシアム京都)
5階大講義室
京都市下京区西洞院通塩小路下ル東塩小路町939
(JR京都駅前・京都中央郵便局西・ビックカメラ前)
TEL:075-353-9111
キャンパスプラザ京都(大学コンソーシアム)

受講料

5,000円

別途、テキスト代
「きもの文化検定公式教本Ⅰ きものの基本」
特別価格2,000円(定価2,160円)

参考図書
「5・4級、3級対応2010年版きもの文化検定問題集」
特別価格100円(定価1,080円)

※開講日に会場受付で販売いたします。

受講申込

1.出願用紙 出願用紙に必要事項をご記入の上、(一社)全日本きもの振興会事務局までご郵送ください。定員200名(先着順)
2.出願締切日 平成29年7月31日(月)(必着)
3.受講許可 受講の可否及び受講料の振込方法については、京都学園大学より7月中旬頃から順次、郵送にて連絡いたします。
※出願者多数の場合は出願用紙(出願理由書)をもとに審査を行います。
4.受講証の発送 振込の確認後、受講証を発送いたします。

出願用紙の入手方法

 こちらをダウンロードしてください。

カリキュラム

敬称略

   
回数 月日 講時 分野 講義テーマ 講義内容 講師
1

9/2

(土)

第三講時 ガイダンス きものを着よう
―いろんなきものの楽しみ方―
きものは日本の民族衣裳ですが、様々な要因で、特別な場合にしか着られないようになりました。今回の講座を通じ、もう一度きものの素晴らしさを見直しましょう。

京都学園大学

非常勤講師

   

清水宏一

2 第四講時 きものに親しむ きものの着方・着こなしのポイント きものを着ることは難しいことではありません。きものを楽しみながら着こなしていくポイントを紹介します。

三宅てる乃アカデミー

校長

 

三宅てる乃

3

9/3

(日)

第三講時 きもの用語の基礎知識 きものと帯の種類や部位の名称、寸法、着用する際に必要なものなどをやさしく解説します。

NPO法人和の未来

理事長

  

装賀きもの学院

院長

 

安田多賀子

4 第四講時 きものと生活 通過儀礼 日本人の暮らしに根付き、脈々と受け継がれてきた通過儀礼の儀式について学び、日本文化の歴史と伝統を考察します。

服飾評論家

日本和装師会

  

会長

市田ひろみ

5

9/5

(火)

第三講時 きものサイエンス きもの着用を科学の目で見るとどうなるのか。「帯の効用と苦しくない着方」「夏に涼しいきものの着方」「ぞうりと靴で歩き方が変わる理由」「着物着用者には病気が少ない」等々。科学的な分析から見えてくるきものの素晴らしさを楽しみましょう。

京都大学医学部

特任教授

  

日本きもの学会

会長

 

医学博士

高橋裕子

6 第四講時 きものの歴史 きものの歴史
―花咲く近現代のきもの―
豊かな模様染のきものは、江戸時代までは誰もが着ていたものではなく、明治維新以後、身分差がなくなることによって人々の間に広がっていきました。それは技術革新によって支えられたものでもありました。近現代のきものを概観します。

武庫川女子大学

附属ミュージアム設置準備室

室長

 

横川公子

7

9/6

(水)

第三講時 お宮の装束 神社は、日本の伝統的な装束を日常的に見ることができる場所です。装束の着用の仕方の実演もご覧いただき、神社のイロハや装束の色々について城南宮宮司としての体験を交えつつお話します。

京都宮廷文化研究所

評議員

城南宮

宮司

 

鳥羽重宏

8 第四講時 きものの魅力 きもの市場とその変化 過去40年ほどの間に伝統的なハレ着としてしか着られなくなったきものですが、近年、新しいユーザーが登場し、多様な新しい市場が生まれつつあります。今後の市場成長の可能性について考えます。

立命館大学経営学部

准教授

 

吉田満梨

9

9/7

(木)

第三講時 白生地の表情は百種百様! 白生地とは、きものを染める前の後染用の絹織物です。一見どれも同じような白色に見えますが、実際には百種百様の表情を持っています。長浜・丹後・五泉など産地それぞれの特徴を解説します。

㈱伊と幸

代表取締役社長

北川 幸

10 第四講時 美しい所作ときもの
―日本舞踊の世界―
きもの姿を美しく魅せる日本舞踊の所作、その成り立ちや衣装の役割について考察していきます。

日本舞踊西川流

師範

帝塚山大学

非常勤講師

西川影戀

11

9/8

(金)

第三講時 きものができるまで これからの京友禅 現代の京友禅の工程を紹介するとともに、職人たちの京友禅にかける想い、そしてなぜ京友禅は京都で発達したかを検証しながら「これからの京友禅」を考察します。

京都織物卸商業組合

副理事長

株式会社千總

代表取締役社長

 

仲田保司

12 第四講時 伝統産業をクリエイティブ産業へ 西陣織という伝統産業を、どうクリエイティブ産業へ発展させていくか。弊社の事例を基に、その可能性について解説していきます。

株式会社細尾

常務取締役

細尾真孝

13

9/9

(土)

第三講時 きものを長く使う 京染悉皆 きもののお手入れ、加工等について、知っておきたい知識を解説します。

テラムラ

店主

 

寺村貞亮

14 第四講時 伝統産業としてのきもの 京都市の基幹産業としての伝統産業ときもの 京都の伝統産業は文化と産業をつなぐ要であり、世界に誇る日本文化を支えてきた基幹産業です。京都市の伝統産業の現状や京都市の政策を紹介しながら、和装(きもの)振興のヒントを考えます。

京都市長

門川大作

15 まとめ

ブランディング
―世界遺産としてのきもの―

  

ブランドづくりは、心理の奥に潜む一種の信仰心が大きな要素で、それを作り、育て、継続させるにはどうしたらいいのかを学びます。
(講義の後に、試験(学生必須、社会人は希望者のみ)を行います)

 

京都学園大学

非常勤講師

 

清水宏一

お問合せ先

一般社団法人全日本きもの振興会 事務局
〒604-8156
京都市中京区室町通蛸薬師下ル 丸池藤井ビル1階
TEL:075-211-0081/FAX:075-211-0125
URL:http://www.kimono-net.or.jp/

※お電話でのお問合せは、土・日・祭日を除く9時~17時にお願いします。

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